White Paper 「環境中の新型コロナウイルスを含む病原体の検出系構築」

タイトル

環境中の新型コロナウイルスを含む病原体の検出系構築

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)モデル粒子および弱毒化風疹ウイルスを用いた接触面およびエアロゾル解析に基づく病原体RNA検出系を構築する試み

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発表日

2020年7月27日

キーワード

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2), 環境ゲノム解析, エアサンプリング

要旨

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は罹患者から排出された飛沫が直接または間接的に体内に侵入することで発症すると考えられる。感染経路となる接触面およびエアロゾル中の病原体を検出することができれば、予防策および適切な消毒により感染拡大を未然に防げる可能性がある。本研究では、新型コロナウイルスモデル粒子、および弱毒化風疹ウイルスを用いて表面素材、エアロゾル中から病原体を検出する解析系を構築することを目的とした。表面素材上からは擦過法を用いてSARS-CoV-2モデルRNAを検出することができ、検出限界は100コピー/ヶ所だった。エアロゾル中からはゼラチンフィルター法を用いてSARS-CoV-2モデル粒子を検出でき、検出限界は152粒子/Lだった。また電気集塵法を用いた検出にも成功した。さらに実際にCOVID-19患者が発生した医療機関を含む、2施設でフィールドワークを実施した。本研究は環境中の病原体解析に基づく新たなCOVID-19対策に発展する可能性がある。

著者

曽根原弘樹(医師・博士) / 株式会社ゲノムクリニック
麻生要一 / 株式会社ゲノムクリニック
千葉県千葉市中央区中央2-5-1

謝辞

本研究は2020年3月10日〜4月17日まで実施されたREADYFORクラウドファンディングにより得られた研究費を用いて実施いたしました。ご支援をいただきました方々に心からの御礼を申し上げます。

法人30万円


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南福岡自動車学校

個人5万円

M.Iwai
DAIBOUCHOU
平川貴康
山中隆

個人3万円

原田未来
曽根原滋
井上隆智
平尾譲二
折田純久
新谷啓行
曽根原正晃
石部雄紀
Akihiko Adachi
大村範幸
丹羽佑輔
Mikita Fuchita
横山理佳

個人1万円

株式会社Publink 代表取締役社長 栫井 誠一郎
株式会社taliki
小池俊介
金城励
松岡秀樹
付洋帆
鈴木伶奈
片岡勧
松本和也
折笠勉
松尾友裕
山田崇
宇田川麻由
西家正純
あそれい
鬼澤慎人
鳥巣彩乃
村上悠
落合龍二
森下裕紀
服部沙織
SHO OTANI
伊達富夫
Kashimo
石川雄太

上記の支援者を含み、105名の方から計1,972,000円のご支援をいただきました。心からの御礼を申し上げます。