松本レディースクリニックで臨床研究開始 – 体外受精胚の着床能指標を提供する「MitoCheck」

著者:Yoichi

松本レディースクリニックで臨床研究開始 – 体外受精胚の着床能指標を提供する「MitoCheck」

株式会社ゲノムクリニック(本社:千葉県千葉市、代表取締役共同経営責任者:曽根原弘樹、麻生要一)は、2018年11月8日より、松本レディースクリニック(所在地:東京都豊島区東池袋、院長:松本和紀)で不妊治療中のご夫婦の中から「研究協力への同意をいただいた方」に対して、株式会社ゲノムクリニックが開発する「MitoCheck(ミトチェック)」によって体外受精胚の検査を行い、着床能を試験的に評価する研究を開始いたしました。本研究は、臨床研究段階のため、無償にて実施され、測定された指標と実際の着床結果の相関からその有効性を検証した後に、正式な検査商品としてのリリースを目指します。

本臨床研究の背景と概要について

ゲノム・DNA解析技術を核として、人々の健康に寄与する技術の研究・開発を行い医療実装化を目指す株式会社ゲノムクリニックは、体外受精における胚選択のシーンにおいて有効な指標となる可能性のある「ミトコンドリアDNAの濃度評価」を、検査商品「MitoCheck(ミトチェック)」として広く世の中にリリースすることを目指しています。2018年11月8日より、東京都内の不妊治療クリニックである松本レディースクリニックにおいて、研究協力への同意をいただいた方に限定して、MitoCheckを活用した胚培養液内のミトコンドリアDNA濃度評価を行い、測定指標と実際の着床結果を比較して検査商品としての有用性を検証する臨床研究をスタートいたします。本研究は、2018年9月に開催された株式会社ゲノムクリニック倫理審査委員会にて審議された内容を元に、適切な法的・倫理的配慮を行った上で実施されます。

本臨床研究の流れについて

1.松本レディースクリニックにて不妊治療を行っている方に対し、本臨床研究への協力依頼を実施
2.希望いただいた方に研究内容の事前説明を実施し、同意書を配布
3.本研究内容をよく理解いただき、その内容に同意の上、同意書を提出いただいた方を対象として選定
4.対象者の体外受精胚の「胚培養液」を松本レディースクリニック内のラボにて採取し、千葉県柏市の株式会社ゲノムクリニックのラボへ冷凍輸送
5.株式会社ゲノムクリニックがラボにてミトコンドリアDNAの濃度を測定し評価
6.評価結果を松本レディースクリニック担当医と共有し、実際の着床結果と照合 ※有用性の検証段階のため、ご本人へは検査結果は伝えられません。
7.一定数の結果が蓄積された段階で有用性を評価し、研究結果として公表

MitoCheck(ミトチェック)について

https://genome-clinic.co.jp/mitocheck/

松本レディースクリニックについて

名称 医療法人社団 愛慈会 松本レディースクリニック 不妊センター
所在地 東京都豊島区東池袋2-60-3 グレイスロータリービル1F
院長 松本 和紀
HP http://www.matsumoto-ladies.com/​

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