CORONA CHECK(コロナ・チェック)-新型コロナウイルス環境リスク評価サービス-

CORONA CHECK(コロナ・チェック)〜新型コロナウイルス環境リスク評価サービス〜 とは?

CORONA CHECKは専門スタッフが専用の装置を用いて行う出張型サービスになります。大きく2つのサービスから構成され、人が触れる表面の新型コロナウイルスを評価するCORONA CHECK SURFACE(コロナチェック・サーフェス)と人が吸い込む空気中の新型コロナウイルスを評価するCORONA CHECK AIR(コロナチェック・エアー)に分かれます。

CORONA CHECK SURFACE(コロナ・チェック・サーフェス)について

ドアノブ、手すり、スイッチといった人がよく触れる表面(ハイタッチ・サーフェス)から新型コロナウイルスを検出するサービスです。専用の綿棒により職員、顧客、患者などがよく触れる場所を擦過させていただきます。専用チューブ内で保存・病原性不活化を行った後、ゲノムクリニック・ラボにて解析を実施します。解析法はPCR法を基本とし、必要に応じてMultiplex PCRや次世代シーケンスも併用します。一定数の新型コロナウイルス(約100コピー以上)が表面に存在すれば「陽性」として判定がされます。解析結果をお返ししますので、消毒の有効性確認、ウイルスが一定数以下であることの確認などにご利用ください。

CORONA CHECK AIR(コロナ・チェック・エアー)について

空気中、エアロゾル中の新型コロナウイルスを検出するサービスです。専用のエアーサンプラーにより部屋の空気をサンプリングし粒子を収集します。専用容器内で保存・病原性不活化を行った後、ゲノムクリニック・ラボにて解析を実施します。回収した粒子中に一定数の新型コロナウイルス(152粒子/L以上)が存在すれば「陽性」として判定がされます。解析結果をお返ししますので、空間中にウイルスが一定数以下であることの確認などにご利用ください。

サービス対象の方・施設

・環境中の新型コロナウイルスの存在に不安感を持つ方・施設
・職員、顧客などに発症者がおり施設消毒後の評価を希望される方・施設
・施設閉鎖後の再開、もしくはイベント開催時の基準としての利用
*現在、明らかに新型コロナウイルス感染者がいらっしゃる施設は対象外となります。
*医療機関様からの受託は個別に対応いたします。ご相談ください。

*サービス開始当初は関東圏のみのサービス提供とさせていただきます。

結果が出るまでの所要時間

約5日間

利用料金について

*利用料金は2020年7月27日時点のものであり、今後変更となる可能性もあります。
*基本料金+オプション料金の合計が利用料金となります。
*表示価格はすべて税抜です。

基本料金 198,000円 *スタッフ派遣費、検体輸送費、解析費、レポート作成費を含みます。
*別途、千葉県柏市からの距離に応じて往復交通費をご請求させていただきます。
*基本料金に以下を含みます
・CORONA CHECK AIR:S/Mサイズ3部屋までの測定&評価
・CORONA CHECK SURFACE:10箇所までの検体採取・測定&評価
空間サイズ 1空間あたり料金
CORONA
CHECK
AIR
オプション料金
S空間 縦+横+高さの合計が20m以内 30,000円
M空間 縦+横+高さの合計が25m以内 50,000円
L空間 縦+横+高さの合計が40m以内 80,000円
XL空間 縦+横+高さの合計が70m以内 120,000円
特別サイズ空間 縦+横+高さの合計が70mより大きい 個別お見積もり
CORONA CHECK SURFACEオプション料金 15,000円/1箇所


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CORONA CHECK(コロナ・チェック)の元となった研究成果について

CORONA CHECK(コロナ・チェック)は、2020年3月4日から2020年6月30日にかけて実施されたゲノムクリニックによる研究プロジェクトの成果を元にして開発されたサービスです。研究成果については下記サイトにてホワイトペーパーとして公開しています。
研究成果を確認する

サービス開発の背景

2020年1月頃から世界的に広がりを見せている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、多くの方々が亡くなっています。また現時点(2020年7月)で新型コロナウイルスに対するワクチンや特効薬は存在しないため、感染拡大を防ぐためには人々が社会的距離を保つ必要があります。世界的に都市ロックダウンにより混乱が拡大しており、日本においても緊急事態宣言発令に続く社会経済活動の制限により甚大な被害が生じています。
そのような状況のなか、私たちゲノムクリニックは保有するゲノム・DNA解析技術を新型コロナウイルス検知に転用し、人だけでなく、特に接触面や空気中といった環境中解析に注目した技術開発を行ってまいりました。
2020年3月4日に開始した「環境中ゲノム解析に基づく新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含む病原体検出系の構築」に関する研究プロジェクトは、多数の国内研究者・研究機関との連携およびクラウドファンディングによる資金面での支援を得て技術検証を行い、その成果をホワイトペーパーとして2020年7月27日に発表いたしました。
同時に、研究成果を元とした「新型コロナウイルス環境・個人リスク評価サービス CORONA CHECK(コロナ・チェック)」としてサービス化の開始に至りました。